10月14日 金曜日
2000日目 Three Frontier to the ferry
日本を出て2000日目!!
「うーん、おはようございます、、、」
浅野さんの部屋で目を覚ます。
あー、良く寝た!!
久しぶりに全然蚊も居なくて、涼しくて快適な部屋でぐっすりと眠れた。
最後に浅野さんが朝ごはんをご馳走してくれると言うことで、お言葉に甘えて昨日から気になっていたパン屋へ行くことに。
色んな種類のパンを選んで、コーヒーと一緒に、贅沢な朝の時間。

うー!最高過ぎる!!
ハムとチーズのクロワッサン、甘くてサクサクのパン、ほんのりチーズが香るふわふわのパン、やたら甘くてコーヒーの苦味と相性抜群のパン、挽き肉や鶏肉、ポテトに卵などが入ったエンパナーダやパパレジェーナ。
正にこういうのが欲しかった!!といったものを朝からお腹一杯食べて最高だった。
食べ切れない程食べさせて貰って、残りは船で食べる用に、お土産に頂いた。
ペルーではコーヒーが不味くて、あまり美味しいパンもなかったが、コロンビアはこの町だけでも沢山の美味しそうなパン屋さんや美味しいコーヒーがある。
コロンビア、ご飯も楽しみだ。
浅野さん、ありがとうございました!
またお会いしましょう!!お元気で!
1日だけのコロンビア滞在、次に戻ってくるのは数ヶ月後かな。
バスに乗り込んでブラジル側へ移動する。そしてブラジル側でバイタクを拾い、ハンモック船が出る港へ連れていってもらう。
無事にチケットをゲットし、ベンチに座り、出発までの時間を他の人に混じって待つ。

旅立ちは船がいい。
思えば、日本を出て韓国へ渡る時も船だったし、中国へ渡る時も、アゼルバイジャンからカスピ海を越える時も船だった。
タスマニアへも船で渡り、スチュワートアイランドへも船で渡った。
ずっと船が好きだ。
この冒険に出る前のワクワク感や、これまでの楽しかった思い出や、辛かったった思い出を思い、これ迄の険しい道のりを思い出し、新しい土地への期待が膨らんでいく。これからいく場所にはどんな人たちが暮らして居るんだろう?どんな景色が待ってるんだろう?皆んな其々に人生があり、些細なことで悩んだり、恋をしたりして暮らしている。親友になる様な奴や、恋人になる様な子が何処かの国の何処かの町で今この瞬間も暮らしてるんだろうな。同じく旅立つ他の人たちの気持ちも伝わってくるし、ある種の妙な一体感がある。旅情をかき立ててくれる。
しばらくしてようやく乗船が始まり、各々好きな場所にハンモックをかけていく。
驚くのは、トイレは綺麗でペーパーまであって、飲み水はあるし、BARまである。お金を払えばビールも飲めるしハンバーガーも食べられる。進むスピードもヘンリーの20倍くらい速い。ヘンリー号とはえらく違うな。

早速ビールを買って、1人ささやかに旅立ちを祝っていたら、話しかけてくれる人が居る。
何故かビールを次から次へと奢ってくれて、ご飯までくれて、沢山話した。彼の友達や子供連れのお姉さんも加わって宴会が始まる。

数日間ビールなんて飲めないと思っていたから、昨日飲み納めと思ってたけど、今日の方が飲んでるわ。
彼等が話すのはポルトガル語だ。
スペイン語はほんの少しだけ。
言語で理解出来るのはほんの5%ってところ。でも面白いのは、分かり合ってるってこと。言葉が分からなくても感じることは出来るし、むしろ下手に言語でコミュニケーションとるより、はるかに分かり合える。インドに居る時も感じていた。あの頃、全然英語なんて話せなかったけど、魂レベルで分かり合っていた。凄く心地良かった。あれから5年経ったけど、今でもよく連絡くれるし、通じ合っているのが分かる。あの頃、英語ペラペラだと思っていた友達は実はそんなにだったんだなって今なら思うけど、全然そんな話しじゃなくて、魂レベルで通じあっている。だから彼らは今だに俺のことが好きだし、俺も彼らのことが好きなんだ。
今、生を噛みしめてる。生きてるってこんなに素晴らしいことだったんだな。ご飯が美味しいし、ビールが美味しいし、シャワーが気持ちいい。風が気持ちいいし、良いエナジーが気持ち良いし、良い魂が心地良い。生きていることが嬉しくて嬉しくて、楽しくて楽しくて、自然と笑顔になってる。
出港したことが嬉しくて、アマゾンのエネルギーが心地良くて、彼等の素晴らしい魂たちが愛おしくて、笑いが込み上げてくる。
今、俺以上に幸せな人なんてこの世にいるのかなって思えてくる。
自然と感謝が溢れてくる。
生まれてきて良かった!!俺に生まれて良かった!!この人生で良かった!!産んでくれてありがとう。何も間違ってなかった。
生きてるって、最高だよ。

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