12月11日 日曜日
2058日目 Paraguay Ciudad del Eate to Yguazu
快適な個室で目を覚まし、
朝のゆっくりとした時間を楽しむ。
昨日、宿のオーナーに日本人移住区の行き方は聞いていた。だけどそこのバスターミナルまでも結構距離がある。
昨日も普通にバス乗るだけで結構大変だったし、このバスターミナルまでどうやって行ったらいいか聞いてみた。
「バスでも行けるけど今日は日曜日でしょ?おそらくかなり待つことになると思うよ。パラグアイではこのアプリがかなり使えるから使ってみて」
そして教えてもらったBoltとゆうアプリ。
Uberみたいなもんか?パラグアイはバイタクが沢山走っており、かなり安い値段で運んでくれる。
バスターミナルまで
10キロほどあったが、7500グアラニー、
僅か150円ほどだった。
単位でかすぎて計算が大変だ。。
バスターミナルに着いて行き先を告げると、すぐにバスに乗れということでチケットも買わずにバスに乗り込み、すぐに出発した。
さて、パラグアイはどんなところなんだろう。外の景色でも楽しみながら行こう。

窓汚すぎて全然外見えねぇ…
途中でお金を集めに来たんだけど相変わらずお釣りがない。俺も昨日おろしたばかりで細かいお金がない。
仕方なくお金を崩そうと、途中寄った場所に居た売り子からサンドイッチやジュースなんかを買って、その場にいた売り子総出でなんとかお釣りを用意してくれて、何とかバス代を払うことが出来た。
何で皆んないつもお釣りないんだろう。
しかし昨日から薄々気づいてたけど、パラグアイ物価安い。
このバス代も500円ほどだし、さっきのサンドイッチとジュース合わせても200円くらい。昨日スーパーでも色々見てたけど、全体的に安かった。ビールなんて473mのやつで1缶60円くらいじゃなかったかな。
これは嬉しいなー
そうこうしてるうちに目的地が近づく。
ただの道端だが、同じくここで降りたご夫婦が俺の他にも居た。見た目日本人だったから話しかけてみた。
片言の日本語を話す。やはりお父さんが日本人の、2世の方らしかった。
「ペンション園田って知ってますか?」
「うーん、知らないなぁ。ここよりもっと先の方にホテルとかあるけどね」
もう少し先だったか。
ご夫婦と別れてもう少し先まで歩く。
本当に何もない穏やかな風景。


あまりに暑くて木陰で少し安む。
蝉がミーン、ミーンと鳴き、道路には陽炎が見える。何だか子供の頃の夏休みを思い出すな。


イグアスの看板を見かけ、町の中に入っていく。いや、町と言うほどたいそうなもんじゃなく、ただこの辺りがイグアスですよーと示す為のもの。
歩いていると、
「ソノダさんち?」
現地のパラグアイ人が日本語で話しかけてきた。この辺りにくる日本人は皆んなペンション園田に泊まるんだろうな。
場所を教えてもらって、見つけたはいいが呼びかけても誰も出てこない。まぁ急いでるわけじゃない。気長に待ってるとしばらくして女の人が出て来た。
「いらっしゃい、どうぞー!」
園田さんの娘さんのマキさん。
日本語もペラペラで、パラグアイ生まれのパラグアイ育ちではあるけれど、もう完全に日本人だ。
「何泊ぐらいされる予定ですかー?さっきまでボランティアの方たちが3人いらっしゃったんですけど、丁度さっき出て行ったんですよー。今日は夜にウェルカムおにぎりが出ますのでー。」
今は俺1人しか居ないらしく、広々とした部屋にキングサイズのベッドの快適な部屋を1人で占領してる。
どこか懐かしい雰囲気のペンション園田。
中に入ると、おじいちゃん家にでも来たような匂いと建物の作り、完全にひと昔前の日本の雰囲気だ。
なんだかノスタルジックな感傷にかられる場所だ。
子供の頃、夏休みにおじいちゃん家に遊びに行ったような、懐かしいような、どこか寂しいような、幸せな感覚。
………そういえば俺おじいちゃんとか会ったことなかったわ。
どうやら今日は日曜日ということでスーパーやレストランとかはもう閉まってるみたい。
夕方になって園田さんや奥さんとも挨拶をかわし、昼間マキさんに聞いた今の時間唯一開いているらしいガソリンスタンドにビールを買いに行って戻る。
ビールを飲みながらゆっくりしてるとマキさんがウェルカムおにぎりを持ってきてくれた。


はい、最高。
味噌汁、煮物、おにぎりに唐揚げと卵焼き。
こんな最高過ぎるご飯を頂いた。
味噌汁も沁みるし、甘めの卵焼きと唐揚げも最高すぎるし、煮物とかそれこそ5年以上食べてなかったから口に入れた瞬間ブワッと日本が蘇ったし、おにぎりもパサパサの米じゃなくてちゃんと日本のモチモチした米でもうめちゃくちゃ美味かった!
マジで最高だ。。
幸せ感に包まれながら、
1人静かな夜を過ごした。

にほんブログ村

コメント