1月29日 日曜日
2107日目 Argentina Bariloche to Chile on the bus
荷物をパッキングし、バスに乗ってバスターミナルへ向かう。
バリローチェはバス代が高いのか、ブエノスアイレスでは一回20~40ペソくらいだったと思ったけど、一回乗るのに115ペソかかった。
一昨日200ペソチャージしたのにすでに残金が足りなくて、他の人のカードを使わせてもらいバスに乗ることが出来た。お金を払おうとしたが、「いいから!いいから!」と言って受け取ってもらえなかった。
グラシアス。
早めに到着し、Wi-Fiがまぁまぁ使えたので、久しぶりにブログを投稿したりして時間を潰し、最後に煙草を吸ってギリギリで乗り込もうとすると何やらスペイン語でなんか言われて何故かバスに乗せてもらえない。
どうやらワクチンパスポートとチリ入国に必要な宣言書のようなものを提示しないとバスには乗せれないと。
そんなん先に言ってよ。。
そういえばウシュアイアからバスに乗る時もそんなんあったけど、今回バスチケット買った時は何も言われてなかったし、そんなもの勿論用意していない。
でもこれがないとバスに乗せないと言われ、その場でなんとか進めるが全部スペイン語だし、翻訳とかしながらでまぁ時間がかかる。
Wi-Fiなかったらもう終わってたわ。
もう皆んなバスに乗っていて完全に俺待ち。
もう運転手は他のバスに乗れ!って感じで今にも出発しそう。
ちょ待てや!!
バスが動けないように近くでやるけど、あまりターミナルから離れてもWi-Fiが遅くて全然進められない。
もう!!!
困ってると他の乗客が教えてくれながら自分のスマホで俺の情報を入力してくて、助けてくれてなんとかなった。
何か彼女たちが言うにはアルゼンチン入国の時の、他にも似たようなものが必要だ、的な事を言っていたけどそんなん知らん!
アルゼンチン入国の時とか別にそんなもの何もなかったよな?
もう覚えてないし、てかそうゆうのが必要なら先に言ってよもう。。。
とりあえずドライバーに、「これでいいでしょ!」と宣誓書を見せてバタバタとバスに乗り込むとすぐに出発した。
はぁ、疲れる。。
何で皆んなそんなこと当たり前みたいに知ってるんだ。
チリに向かうバスの中でパタゴニアの振り返りでもしようかな。
パタゴニアとひと言で言ってもかなり広大だし、実際俺が言ったのはウシュアイアとエルカラファテ、エルチャルテン、そしてチャルテンからボルソンのヒッチハイク、最後にバリローチェに寄ったくらい。
これに加え、チリ側のパイネ国立公園に行ったり、なんとか鍾乳洞みたいなのに行ったりする人も居る。
そっちの方は行ってないから分からないけど、俺の感想としてはフィッツロイのあるチャルテンくらいで良いかなって感じ。
チャルテンから日帰りでもトレッキング出来るし、日の出だけ見にくる人も居る。
数日間のトレッキングについても入場もかからないし、キャンプ場も無料、美味しい水も川から汲めるし、よくネットとかで見かけるパタゴニアの写真もだいたいここのこと。
気軽に来れるので周りに人が多すぎるのが難点だが、ヒッチで乗せてくれたニコ&テリーニは、10日間かけて、人気のトレス湖じゃない別のルートを120キロくらい歩いたと言っていたし、そっちは人も全然居なくてめちゃくちゃ良かったって言ってた。
ロッククライミングとかやるような人にもめちゃくちゃ良い場所みたい。
それに氷河が見たかったらエルカラファテもこのチャルテンから近いので、もうこの2つだけで良い。
何より移動が大変だし、どこ行ってもいちいちお金がかかる。それだけならまだしも、どこに行っても人だらけでうんざりするし、バスは1週間待ち、宿も1週間前には予約しないともう残ってない、とかそんなのばかり。
パタゴニアの写真とか見かけることが結構あると思うけど、実際あんな綺麗な自然が広がっている、ザ・パタゴニアみたいな景色はチャルテン周辺くらいで、あとはほとんど荒野が広がっている。
チャルテンからボルソンまでヒッチするのに綺麗な景色も楽しみにしていたけど、実際はほとんどがただの荒野だった。
ウシュアイアとかはどうしてもペンギン見たい!とか、絶対南端に行きたい!的ななんか特別な理由がない限り別に何にもないし、移動費は高いわバスも宿も予約とれないわで、ただただ面倒くさい。
ウシュアイアではバスチケット買うだけでお昼から夜までかかった。
このルートで言うとエルボルソンは1番良い街だった。バリローチェはつまらん。
まぁ完全に個人的な意見だけど。
でもこれ書きながら窓の外には綺麗な景色が広がっていた。
バリローチェからのこのルートは結構景色も良いです。荒野じゃありません。

アルゼンチンで出国を済ませてからチリの国境まで30分以上バスで走った。
この区画はどっちの国でもないのか?
マップを見るとすでにチリ側っぽいけど、入国審査はここまでなかったし、どうゆうカテゴリーなんだろう。
そしてチリの荷物検査がまた面倒くさかった。
チリは食品の持ち込みとかが厳しく管理されている。それは知ってたから少しのお菓子だけで別に食料とかは持っていない。
だが俺のバックパックは検査で何故か引っかかっていた。
サブバッグも何故か引っかかり、1つ1つひっくり返され全部説明させられる。
てかこうゆう国境とかで働くなら多少は英語くらい話してほしいわ。
俺の他にも2人ほど引っかかっていたが、彼らはバックを開けて見せてすぐに終わっていた。
だけど何故か俺だけ全ての荷物を1つ1つ開けられ、俺すらもそんなの存在すら忘れていたようなゴミまで引っ張り出してきていちいち説明させられる。
何なんマジで。
全く使い道のない、古くなったコンドームまで出てきた。そんなところにあったのか。
洗ってない靴下とか、ゴミでも触るように顔しかめながら触んな。俺だって他人にそんなもの触って欲しくないんだ。
そして極めつけはペルーで買って、カバンに入っていたラペ。
アマゾンの薬で、鼻から吸い込むと涙や鼻水が出てデトックス作用のある薬。別に違法なものじゃないし、身体を綺麗にするだけじゃなく、精神的にも良いとされているアマゾンの神聖な薬だ。
アマゾン地域を旅した人なら分かると思うけど、普通のおばちゃんとかだってやってる。
何度もペルーで買った薬だって言ってるのに、これが彼らにはドラッグにしか見えないらしく、全然納得してくれない。
もう同じバスの人たちは全員とっくに検査も終わって、俺だけ1人で1時間以上とかかかっている。
もう自分でGoogleで調べてくれ!
って言ってやっと検索してくれるが、スペルが違うのか中々同じものが出てこなくて、余計苦し紛れの言い訳みたいになってる。
もう!!
欲しいならあげるよそれ!!!
もうだるいってマジで。
埒があかないので、
「そんな言うなら棄てていいよ!」
って言ってたら、話しのわかる上司みたいな人が来てようやく解放してくれた。
なんでいつもこうなるの?
俺は別に大して変なものなんて持ってないし、普通のバックパッカーが持っているようなものしか持っていない。
何でキャンプで使うような道具とか、普通の旅の荷物を見て、それが何に使うものなのか判断出来ないんだろう。そんなもんここら辺を旅してる人なら皆んな持ってるものだろ。
別に検査官とかじゃなくてもそこら辺の一般のおばちゃんに聞いても分かると思うけど。
そんなに怪しく見えますかね?
皆んなを大分待たせてしまっているので、煙草吸う暇もなくバスに乗り込んだ。
途中寄ったバスターミナルで隣りの人が降りたので窓際に移動することが出来た。
なんだか日本の田舎みたいな風景が広がっていて、夕陽が綺麗でしばらく見とれていた。

夜になり、結構大きめなターミナルに到着し、半分くらいの人がここで降り、また乗ってくる。
トイレに行って煙草を吸って、再度バスに乗りこもうとすると、
「おいおい、ちょっと待て!チケットは?」
「ちょっと勘弁してよ、、さっきから乗ってるじゃん。ホラ、チケットもあるよ」
「うーん、、、オーケー」
もう勘弁してよねーと、バスに乗り込むと全然違うバスだった。
あれ?嘘!?俺のバス何処!?
隣りの隣りが俺のバスだった。
ちゃんとドライバーの顔もバスも覚えてないのは俺の方だった…
こんな似たようなバスが沢山並んでたら分かんなくなるわ。

どうやらちゃんとした休憩はないらしい。
どうせチリのお金ないから休憩になったところで何も買えないけど。
あとは寝て起きたらサンティアゴだ。

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