地元をぷらぷら

6月6日 火曜日

2235日目~2236日目 茨城県北茨城市

この何日目って奴、もう旅も終わったし必要ないか。次から無くそう。

2230日間が旅してた期間ってことか。多分少し間違ってそうだけど。

まだカードもなくてお金も降ろせず、携帯も使えず、車も何もない俺は、のんびりと実家での軟禁生活を楽しんでいた。

少しずつ荷物も片付けたりしてて、とりあえずある程度片付け終わり、服の洗濯は全部終わったかな。

もう臭くて埃まみれの服を着る必要もないし、パンツを1週間履き続ける必要も、とんでもない匂いを放っている靴下を続けて履く必要もない。

毎日清潔な服に着替えられる!

押し入れの中に置きっぱなしになっていた大量の昔着ていた服を厳選し、まだ着れるものと着れないものに分けていく。

俺こんなに服持ってたんだな。

こんなに無駄なことないわ。

しかももうダサすぎて着れないのばかりで、半分以上は処分した。

あとは寝袋がもう穴空いちゃってるし、流石に寿命なのかな。でも良い寝袋だからなんとか修理出来ないかなぁ。大分保温力も落ちたし。

問い合わせてみると穴が空いた箇所については、ワタの補充して縫い合わせてくれるみたいだけど、全体のヘタリについては対応外みたい。

でもダウンの寝袋をまた買おうとすると4~5万はするだろう。

特に今必要なものでもないし、ちょっとこれは要検討だな。

重曹クエン酸を飲み、玄米を炊いて味噌汁を温め、納豆と一緒に食べる。最高かよ。

結局こうゆうのが1番美味いんだよなぁ。

とにかくSIMカード買うのにも、免許更新するのにも住民票が必要とのことで、朝から送ってもらって市役所へ。

何故かイタリアになってたらしい俺の住所を茨城に戻し、住民票ゲット!

だけどこっからどうしよう。

家までは車で10分くらいかかる距離。

来る時はお母さんの仕事に行くついでに送ってもらったけど、帰りはどうしよう。

とりあえず久しぶりに家から出れたので、ついでにプラプラと磯原の町を散歩してみる。

ここら辺は工場が多く、沢山の労働者が働いている。俺も昔この辺で働いていた。

するとビーエフ工業という会社があった。

ここって確か仁也が働いてる会社じゃなかったっけ?

中に入って行くとダサい作業服に薄暗い工場内で真剣に機械と睨めっこしてる人がチラホラいて、事務所みたいなところでは真剣な顔でパソコンをカタカタやってる人が居る。

皆んな真剣に仕事してるのか、会社に侵入してきてるこんな怪しい男に気づきもしない様子。セキュリティゆるゆる。

仁也の姿は見えなかった。

海沿いを降って行き、磯原駅に到着。

懐かしいなぁ。

ここら辺も全然変わらないな。

こっから学校通ったりしてたんだよなぁ。

それからも適当に歩いてると、“有機栽培”とか“オーガニック”と書かれたレストランがあり、どんなメニューかなーと、覗いてると店主が出てきて少しお話ししたり。

ここも昔からあったけど、あの頃はオーガニックのレストランとか別に興味なかったから来たこともなかった。

同じ景色でも考え方が変わると目に入ってくるものも変わってくる。

スーパーにも入り物色してみる。

やっぱり日本物価安いわ。

でも添加物まみれの身体に悪そうなものばかり。

パンやカップラーメン、弁当、お惣菜。

手軽に買えてすぐに食べられるものが多くて便利ではあるけど、腹を満たすためだけの毒ばかり。こんなものを国民に食べさせて日本は一体何処へ向かっているのか。

お客さんの9割はマスクを着けていて、なんか目が虚で、全く覇気もなく、皆んな同じような服装だし全く見分けがつかない。

本当に皆んな人間なのか?

意思のないロボット、あるいはブリキ式の人形とかに見える。

そして平均年齢の高さ。

8割りはお爺ちゃん、お婆ちゃんなんじゃないか?子供の姿なんてほとんどなく、目に入ってくるのは老人ばかり。

なんかもう怖いわ。。。

こんなに子供が居なくて年寄りばかり、しかも皆んながマスクして負のオーラ放ってる老人ばかりじゃそりゃ元気のない国って印象受けるわけだ。

見渡す限りの日本食が楽しすぎて、1時間以上マジマジと商品を見ていた。

いちいち野菜1つ1つにシール貼ってあったり、袋詰めしてあったり、なんかやたら無駄が多いなぁ。

少し買い物をし、また歩く。

昔一人暮らししてた時のアパートはまだ残ってた。懐かしくてパシャリ。

家の方向へと歩きながら車が通ると親指をあげてヒッチしながら歩く。

結局地元に帰ってきてもヒッチハイク。。

超田舎。

でもここは国道とは違い、皆んな仕事中とか、ちょっと買い物に行くとか、近所に行く人ばかり。

ヒッチハイクしてる人なんて勿論全然居ないし、やっぱり怪訝そうな顔で通り抜ける。

まぁ時間ならいっぱいある、別に歩いて帰りますよ。

だけどしばらくして1台止まり、

「何処まで行かれるんですか?」

そのおばちゃんはそっちの方までは行かないらしかったけど、大した距離じゃないからと、わざわざ送って下さると言う。

ありがとうございます!

やっぱり日本人優しいわ。

この国世界一ヒッチハイク簡単じゃん。

家に帰り、それからお昼ご飯を食べ、のんびり過ごした。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました