6月11日 日曜日
茨城県北茨城市
あんなに世界中色んなところ旅してたのに、どんな美しい世界の風景よりも日本のこの慣れ親しんだはずの風景にいちいち感動し、いちいち驚いている。
不思議だな。
俺の地元の北茨城市は、山も海もある自然豊かな田舎で、ちょっとしたサーフィンスポットでもある。
俺も昔ちょろっとやってたし、友達も何人かサーファーだったりする。
と言うことで今日はサーフィンやると言う友達に便乗し、近くの海にやって来た。
まぁ俺は道具も何処に閉まったか忘れてしまったし、今日は海には入らないけど、やっと治ったギターを持って着いて来た。


松の木が生えていて超日本の風景。
まるでワノ国。

海に入って行った友達を見送り、海を見ながらギターをポロポロと練習した。
意外と指が覚えてるな。
しかしこの地元の海も久しぶりだなぁ。
昔は良くサーフィンしに来てたっけ。
しばらくして上がって来た友達と昼飯を食べに大好きな食堂、石水へ。

念願の鯖の味噌煮定食。
これだよ、これ。
石水の鯖の味噌煮がずっと食べたかった。
相変わらずめちゃくちゃ美味い!
でも以前は700円くらいだった気がするけど、1000円になっていた。
やっぱりこうやってみると日本も値上がりしてるんだな。給料は相変わらず上がってないみたいだけど。
それでも暴動も起きず文句を言わずに一生懸命働く日本人、勤勉なのか、自分の意見がないだけなのか。
次の日、今日は姪っ子の誕生日。
「ユウヘイも誕生会に来て良いよ!」って言われちゃったからちゃんと参加してやるか。
って言っても家でやるみたいだけど。
誕生日もクリスマスもお年玉も、ずっーと何にもしてあげられなかったから今回はプレゼントあげないとな。
誕生会は夕方からなので昼間は両親と誕生日プレゼントを買いに出かけた。

モールに買い物に来たけど、小6の女の子に何あげたら良いのかなんてサッパリ分からねぇ…
悩んだ挙句、ダンスやってるみたいだから練習に使えるように靴下にしといた。あと下の子と食べられるようにお菓子をいくつか。無職だからこんくらいしか買ってあげられないけど、気持ちの問題だからな。

アウトドア用品とかも見ていたけど、ちゃんとしたゴアテックスのSlomonのブーツとかが僅か15000円くらいで売ってた。
やっぱり日本安すぎるわ。
こんなちゃんとしたゴアテックスの靴海外で買おうとしたら4、5万くらいするよ。
まぁでも安いのは靴くらいで他のバックパックとか服とかは結構高いな。
お昼は久しぶりのスシローへ。
うん、美味い。
美味いけどこの間の北浜の寿司食ったあとだと、比べるとやっぱり味は落ちるな。。
まぁでもこの値段でこのクオリティを考えればやっぱりスシロー凄い。
孫のリクエストらしいケンタッキーとかピザとかポテトとかの買い物に翻弄される両親。
やっぱり孫には甘くなってしまうのか。


帰りには墓参りに行き、会ったことのない爺ちゃんや従兄弟にも線香をあげた。
2人とも俺が産まれる前には死んでしまっていたので何の感情もないけど、爺ちゃんが居なかったら俺はこの世に存在すらしてないんだよなぁと思った。
従兄弟も生きてたら同い年くらいの女の子だったのかな?どんな子だったんだろう。
それから別の墓に移動し、今度は昔家で一緒に暮らしてた婆ちゃんの墓参りへ。

こっちの婆ちゃんはいつも文句ばかり言っていてずっと嫌いだったけど、やっぱりこの婆ちゃんが居なかったら俺はこの世に存在すらしていない。
そう考えると、命は繋がっているんだなと感謝が溢れてくる。
最後は癌で苦しみながら死んでいったのを近くで見ていた。
俺が帰国するちょっと前には、唯一の生き残ってた婆ちゃんの弟も亡くなり、今はやっと2人でゆっくり出来てんのかな。
結構色々出かけていたので疲れたのか、家に帰ると睡魔が襲ってきて少し眠った。
夕方になり、下が騒がしくて降りて行くと既に姪っ子たちが来ていた。
プレゼントをあげると喜んでくれてひと安心する。
姪っ子たちの愛犬も誕生日が近いらしく、毎年一緒に祝ってるみたい。
色んな人からプレゼントを貰ったらしく、一緒に祝ってもらってる犬。

なんだこの幸せ家族。
俺の家族ってこんなにほのぼのした家族だったのか。全然知らなかった。
「韓国に連れてって!でも沖縄も良いな!もう勝手に外国行っちゃ駄目だよ!」
東日本大震災の頃に産まれた子は、いつの間にかそんなことを言うまでに成長していた。
やっぱり今の子は皆んな韓国好きなんだね。

姪っ子たちとご飯を食べ、ケーキを食べ、一緒に遊び、明日も学校があるからと子供たちは早めに帰って行って急に静かになる家。
やっぱり子供のパワーは凄いな。
今日も美味しいものいっぱい食べた。
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