ヘイ、ヒッピー!

5月12日 金曜日

2210日目 Colombia Bogota

コロンビア人ドレッドにしがち。

今日はちょっとバスに乗って北の方へ行き、そこからゆっくり歩きながら街を降ってくることにした。

マップを見ながら適当なところで降り、街を観察しながら歩く。

日本料理屋なのかな?

等身大のナルトが居たり、日本のアニメキャラクターが居る店があった。

ここら辺は旧市街とは違い、近代的な街って雰囲気で、ZARAとかも普通にある。

ところでショップ店員さん、いい加減話しかけてくるのやめてもらえませんか?

別にただなんとなく見てるだけなのに、

「ハイ!調子はどう?今日は何をお探し?シャツかしら?それともズボン?今のおすすめはこれよ!」

じゃないんですよ。

別に毎回毎回今日は絶対これ買うぞ!って意気込んでるわけじゃないし、適当に色々見ながら気に入ったものがあれば買うし、とりあえずゆっくり色々と全部見たいんですよ。別にTシャツだけを見たいんじゃなくて色々見てから何を買うか、それとも買わないのか考えたいんですよ。自分でも今何が欲しいかなんて別に分からないんですよ。それなのに、「何を探してるの?」とか聞かれたら、「あっ…えっと…Tシャツです…」とか言って本当は靴下とかも見たいのにTシャツコーナーへ連行され、更に側でずっと見られながらじゃTシャツも選びずらいんですよ。それに他のコーナーも行きずらくさせないで下さいよ。本当はもっと色々見たかったのにもう店に居ずらくなってなくなく退店してるんですよ。質問があればこっちから声かけるから頼むからそれまで放っておいて下さい。

声かけられるとプレッシャー感じて居心地悪くなり、もうその店に居たくなくなるんですよ。もうずっと言ってるじゃないですか、頼むから放っておいてくれって。

この店員さん声かけ攻撃は全世界共通だな。

いつになったらやめてくれるんだろう…

それにしてもコロンビア、噂通り美人が多く、思わず見惚れる様な美人が普通に沢山歩いてたりする。

歩きながら思わずニヤけちゃってキモい奴だと思われてんだろうな。。

プラプラと歩いてると、

「ヘイヒッピー!ヘイ!ヘイヒッピー!!」

ん?もしかして俺のこと?

振り返るとアクセサリー売りのおじさんが明らかに俺に向かって声をあげていた。

俺ってヒッピーに見られてんのかな。

自分ではそんな風に思ったことなかったけど、確かによく考えたらロン毛にボロい服、長旅してる雰囲気で、他の人から見たらヒッピーに見えるのかも知れない。

そもそもヒッピーとは何なんだろう?

自分のルールで生きていて、社会のルールに囚われず、愛と平和に生きるもの。

そうゆう定義ならば俺はヒッピーなのかも知れない。

あるいは社会を捨てた世捨て人。

そう考えるとどうだろう?

俺は別に社会を捨てたつもりはないし、ただ馴染めないだけ。

世捨てしたつもりもない。

なんならどうすればこの世界を変えられるか考えたりすらしている。

ヒッピーにはヒッピーたちのコミュニティがあるし、ヒッピー同士でグループを形成し、彼らのルールの中で上手くやっている。

俺はそうゆうことが出来ない。

子供の頃からコミュニティに属するのが苦手で、人とずっと一緒にいると凄く疲れてしまうし、何より1人が気楽だし、全く寂しいとも思わない。

家族に対してすらどう付き合えば良いのか分からなくてずっと壁を作ってきた。

だからヒッピーたちがフレンドリーに話しかけてくれても、たまに一緒に飲んだりつるんだりすることはあるが、ずっと一緒にいるみたいなことはしない。

そうゆう雰囲気になったら意図的に距離を取ってきたし、近すぎる距離感、俺たちは仲間、みたいな雰囲気が凄く居心地悪く感じてしまう。

社会にも馴染めず、かといってヒッピーたちにも馴染めない。

俺はどっちつかずのただのはぐれものってところ。

人は気の合うもの同士でグループを作りつるむのが好きだけど、俺はそれが苦痛で仕方なかった。そのせいで気難しくて変な奴とか思われたり、腫れものを扱うような扱いも受けてきたし、理解してもらえないことに苦しんできたし、皆んなが普通に出来ることが自分にはとても難しくて、そのせいで長い間悩んできた。

でもアヤワスカを経験し、自分の存在というものを理解した今、全ての理由が分かりそんなことも今となっては笑ってしまうけど。

土砂降りが降ってきて店先に避難する。

中々止みそうもない雨をぼんやり眺めながらブログを書いたりしながら時間を潰した。

しばらくして雨が止み外へ出ると、道路には川のように水が溜まっていた。

雨上がりのボゴタの街をのんびり歩きながらセントロ方面に歩く。

暗くなる頃、ホステルまで帰ってこれた。

今日もいっぱい歩いたなー。

すに心地良い疲労感でビールを流し込み、今日も良い1日であったことに感謝した。

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