ヨーロッパみたいな街

4月20日 木曜日

2188日目 Ecuador Cuenca

ヨーロッパ行ったことないけど。

朝起きると、昨日みた夢の嫌な後味が残っていて、まるで今日の空模様のようにどんよりした気分だった。

コーヒーを飲みながら今日はどうしようかなと考える。

宿のスタッフのレオはめちゃくちゃ良いやつで、昨日からやたら気にかけてくれている。

俺のために完璧なクエンカ観光プランをビッシリとたててくれたが、全部無視して適当に当てもなく街を歩いてみることにした。

あんまり観光する気分でもないんだよ…

まぁクエンカは街自体がもう世界遺産らしいので、普通に歩いてるだけでも見応えありそうだ。

外に出るとグアヤキルの茹だるような暑さとは打って変わって肌寒い気温。

石畳みの道やヨーロッパ調の建物が立ち並び、とにかくお洒落な雰囲気のクエンカ。

やはり南米にはヨーロッパから植民地にされていた歴史から、その時代の名残りが強く見られる街も多い。

ヨーロッパからの移民や旅行者も多いのか、白人系やミックスも多く見られる。

ここまでヨーロッパに寄せていると、捻くれ者の俺はヨーロッパの雰囲気が好きなら普通にヨーロッパに行けば良いじゃんと思ってしまう。

エクアドルとはなんぞや。

まぁクエンカは2日もあれば充分かな。

街歩きにも飽きてレオにおすすめされた無料のミュージアムにも行ってみた。

展示品とかみてると、エクアドルにもなんだか日本の縄文時代みたいな時代があったんだなと、勉強になった。

だが美術館を周ってる間になんだか気持ち悪くなってきた。

ヤバい…吐きそう……

そういえばサンパウロの美術館見てる時もこんなことあったな。。

吐くまでは行かなかったがもう観光なんて気分じゃなくなり、宿に帰って休むことに。

しばらく休んだらすっかり良くなった。

もう夕方の時間になり、お酒を飲みながらリラックスしてると、

「ヘイブロー!今からテクノのパーティーに一緒に行こうぜ!!」

昨日ちょっとごちゃごちゃあったのに何にもなかったみたいに優しく接してくれる奴ら。

でも今まだ18時だぞ?

こんな時間からテクノパーティーなんてやってんのか?

そんな気分でもなく、断って普通にホステルに居ると皆んなすぐ戻って来た。

パーティーやってたのはやってたけど音楽が好みじゃなかったらしい。

まぁこのホステル自体がもうパーティーホステルで、さっきからガンガンテクノかかってるしつまらないパーティーに行くより良いだろう。

周ってきたものを久しぶりにふかしたりクッキー食べたりしながら、音楽に身をゆだね身体を揺らす。

この日の空はなんだか赤く燃えているようだった。

だんだんふらふらしてきてベッドに潜り込むと、溶けるように眠りに落ちた。

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