5月21日 日曜日
2219日目 Cuba Havana
昨日の夜遅くに出かけた俺たちは、先ずはビールを飲みながらマレコン通りを散歩した。
昼間は全然人も居なくて静かな港だけど、夜になると沢山の人が通りに腰掛けて友達や家族とお酒を飲みながら楽しんでいる様子だった。
丁度良い気温が気持ち良くて、歩いてるだけでも気持ちいいな。


それから街の中に入って行きグルっと回り、途中で変なキューバ人も着いて来ながら、盛り上がってきた夜の街の雰囲気を感じながら歩いた。
公園でちょっと休憩しながらゆっくり飲んでいると、次から次へとエロい格好した女の子たちが入ってくるし、何かを探してるであろう男たちがたむろしている。
そしてザ・キューバって感じの黒人系の子たちが近づいてきて誘ってくる。
「日本人なの?ワーオ、ビューティフォー!私の身体良いでしょ?ナチュラルよ。私のウチすぐそこなの、一緒に行こうよ!」
「ノー、グラシアス。俺の友達と行ってきなよ」
結構しつこくて、30分ぐらい話していたけど別に行きたくない。。
すると彼女の友達と話していたアントニオだったがそっちはタイプじゃないらしく、俺と話していた方の子と遊びたいらしい。
バイアグラを飲んで準備万端になったアントニオと後から昨日のクラブで落ち合う約束をし、俺は1人でクラブへと向かった。
その前に目の前の店で腹が減ったので腹ごしらえにピザを注文する。
因みにキューバにはピザしかないです。


しかしめちゃくちゃ良い笑顔で踊るなぁ。
めっちゃ踊ってるけど、でもここクラブじゃなくてピザ屋なんだよな。
腹ごしらえもしたところで目の前のクラブへ行くと、沢山の人混みに混ざってアントニオが並んでいた。
「あれ?もう終わったの?」
まだ30分くらいしか経ってないはずだけどもうコトが済んだらしいアントニオは既に戻って来ていた。
なんか元気なくなってるし。
しばらく列に並んで中に入ると、昨日一緒に来たキューバ人も居たり、昨日話してた女の子も居たりで、皆んなここに集まっていた。


カウンターでお酒を買って音楽を楽しんでいて、前の方に行ったり、1人でうろうろしているとしばらくしてアントニオの姿が見えないことに気づいた。
小さなクラブなのでぐるぐる回って探してみるけど見当たらない。
疲れて帰ったのかな。
俺も大分疲れてたしもう帰ろうと外に出るとさっきアントニオと遊んだ子が居て、
「ヘイ!ジャパニー!!今度こそ私と遊ぶ?家に行こうよ!!え?友達探してるの?友達なら私の友達とファックしに行ったわよ!だから私たちも行こう!!」
また行ったのかよ。
バイアグラ飲んで元気になりすぎだろ。
しつこく家まで着いてくる彼女を振り切って家の中に入ると、やっぱりアントニオの姿はまだなかった。
次の日、11時頃に目を覚まし、バラデロに行く為荷物をまとめていく。
アントニオも今日の夜の便でスペインに帰るので、2人して準備をし、簡単に部屋の掃除とかもして家を出た。

最後に2人で中華街のレストランに行き、最後にお腹いっぱい美味しいご飯を食べた。


お世辞にも飯が美味いとは言えないキューバにおいても、やっぱり中華はハズレないな。
こうゆうレストランだと大分高くつくけど、他のレベルが低すぎてあんまり食べる気にならない。悪い食材や油を使ってなんの工夫もなく作られたジャンクフードしかなくて、身体に超悪そうだし、キューバは正直食に関しては全然美味しくない。
そしてアントニオとはハバナに来てからずっと一緒だった。
ほどよい距離感が分かっていて、一緒にいても楽だったし、なんかバカっぽくて憎めない奴だった。
時間が近づいてきて2人でバス停に行きバスを待つ。
中々やってこないバスに痺れを切らし、タクシーに乗ろうかと考えていたところでやっとやって来たバスに乗り込む。
瞬く間にもの凄い人が乗車し、熱気に汗が吹き出し、一気に身動きもとれなくなる。
またスリの不安が頭をよぎるが、もうキューバのバスに対して警戒心MAXの俺は南京錠までかけてるから大丈夫だろう。
バスターミナルが近づいて、バタバタと人混みをかき分け外に出た。
バイバイ、アントニオ。
バスターミナルへ到着し、チケットを買おうとバス会社へ行くと、
「今日のチケットはもうないよ、売り切れ。インターネットも切れてていまパソコン使えないから明日の予約も出来ないよ。じゃあどうすればいい?さぁ?自分でインターネットから予約するか、明日の朝早くに来て待ってれば?」
もうしんどいって…
インターネットで予約しないとダメってこうゆうことかよ…
そしてバス会社すらインターネットが使えないから今は予約も出来ないとか、もうただの運ゲーじゃん。
どっかでインターネットを探して事前予約するか、事前にバスターミナルに来て買うしかないってことだ。
ただネット予約するにしてもVPNを使えないと買えないし、バスターミナルに来たところで今日みたいにインターネットが止まってるとかになったら来るだけ無駄だけど。
実際同じバスに乗っていて今日はチケットを買いに来たって言ってたアメリカンも結局チケット買えなくて困っていた。
でもこの中々ネットの使えない国でそんなの中々出来ないだろ。どれだけ食い下がろうが無理なもんは無理!と一蹴されてしまう。
もう矛盾してるよ。
ネットが規制されてるならもっと窓口で簡単に買えるとかじゃないと、バスチケットすら買えないんだもん。
せっかくバスで揉みくちゃにされながらやっと来たのにまたハバナに帰れってか?
もうあの宿には帰りたくないし、明日も朝早くに来てそれでまた売り切れとか言われたらたまったもんじゃない。
もうこの目の前で寝てやろうか。
なんかもう疲れてしまい、マットを敷いてそこら辺に横になる。
とりあえず初めてのAirbnbの感想でも書いておこうかな。
今回初めてAirbnbを使ったわけだけど、普段泊まってるバックパッカーホステルとかゲストハウスとは違い、普通に人の家の一部を間借りさせてもらうってスタイル。
結論から言うと、家自体は居心地良くて良かい感じだったけど、家族がめちゃくちゃ感じ悪くて嫌な感じだった。
もういつも、キレてるんですか?って感じの態度だし、こっちがお金取られてクレジットカードもないしあんまりお金がないって状況も言ってあったけどそんなの知ったこっちゃないって感じで、融通もきかないし、彼らからの優しさや親切は全く感じなかった。
早く今日の分払えと急かされ、わざわざ両替しに行って支払おうとするとペソは駄目だ!ドルかユーロしか受け付けていないとか、じゃあ銀行振り込みでも大丈夫?と聞くと現金しかダメだとか、最初にそう言ってくれてたら無駄に多めに換金する必要もなかったし、こっちのスペイン語が下手だからか、単にそうゆう性格なのか、いつもイライラしたような態度でなんかずっとキレてるし、彼らと話してるといつも気分悪かった。
これはキューバ人の国民性なのかも知れない。結構こうゆう感じで感じ悪い人とか、馬鹿にしてくる奴とか、隙あらばぼったくってやろう精神とか、街を歩いててもよくある。
とにかく彼らの顔も見たくなくて、俺はいつも極力会わないようにしていた。
これは完全に家主の当たり外れもあるだろうし、人によるんだろうけど、やっぱり人の家に居るってゆう感覚はなんか気を使うし、慣れない。
完全に別れているセパレートタイプなら良いだろうけど、やっぱりなんか人の家を使わせてもらってるってのは気を使う。
まぁまだここしか知らないし、今回は外れだったってことかな。
そして夜になるとバスターミナルも追い出されてしまった。
外に出て地面に寝転がる。
あと馬鹿の一つ覚えみたいに、四六時中チーノ!チーノ!うるせぇんだよ。
南米でも毎日散々言われてきたけど、キューバではその比じゃない。アジア人を見たらとりあえずチーノ!と叫ばないと死んでしまう呪いにでもかかってるかのよう。
普通にクソ気分悪い。
夜になり外で眠っているとまた、「チーノ!チーノ!!チーノー!!!」
シカトしてるとバチン!と強く身体を叩いて起こしてきた。
「何だよ!?」
するとさっきはここで寝るな!外に行け!!
と怒鳴ってきて、チーノ!チーノ!と、犬でも追い払うかのように中から追い出されたのに、今度は中に入れ!!!と。
何なんだよもう。。
てかなんでいちいちさっきからキレてんだよ。
近くにたまたまいた英語の話せる人が訳してくれたところによると、ここは夜はかなり危ないから中に入って良いと。
それはありがたいけど、じゃあ最初から怒鳴りながら追い出す必要なかったじゃん。。
そしていちいちキレんなや。
マジで意味分からん。
結局バス会社のある待合室に入れてもらい、しばらくしてやっとウトウトして来た頃にまた、
「チーノ!チーノ!!チーノー!!!」
また起こされ今度は掃除するからまた別の場所に移動しろと。
マジで何なん?
てか何でいちいち毎回キレてんの?
俺に恨みでもあんのか?
クソ苛つきすぎて気狂いそう。。
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