カンビオの妖精たち

12月27日 火曜日

2074日目 Argentina Buenos Aries

「タルミナルレティロー!!タルミナルレティロー!!」

あー、眠い。。

ぼーっとする頭でバスを降りる。

朝方7時前くらい。

バスはブエノスアイレスのタルミナルレティロに到着した。

ぼーっとする頭で煙草をふかし、どうしようか考える。先ずは現金が必要だな。

ターミナルを歩き回ってみるが両替屋は居そうにない。お店の人やそこら辺の人に何処で両替出来るのか聞くが皆んな知らない。

なんで?そこら辺に沢山両替屋居るんじゃなかったのか?

たしか誰かがバスターミナルが換金率良いって言ってた気がするけどなー。

そのつもりでいたのにどうしよう。

じゃあどうする?めちゃくちゃ損するらしいATM使うしかないのか?現金がないとそもそもバスにもメトロにも乗れない。セントロに行けないんだよ。。

色んな人に

聞きまくるが皆んな言うことは同じ。

「此処にはないよ。

セントロじゃないと両替屋はいない」

だからそのセントロに行く金がねぇんだよぉー!!

おばちゃんがそんな俺をみかねてか50ペソくれた。計算してみると40円くらい。流石にこれじゃメトロ乗れなくない?でも気持ちはありがとう。お礼に同じ額くらいのグアラニーをあげた。

でも待てよ?

ここはバスターミナルだ。

勿論ここからパラグアイやブラジル、ボリビアなどに向かう国際バスもある。彼らなら両替してくれるんじゃないか?

そう思ってバス会社に聞いてまわると、やはりインターナショナルの会社に行ってみろと言う人たち。

だがまだ時間が早すぎるので閉まってる。

インターナショナルのバス会社が連なるエリアに座り込んでシャッターが開くのを待つ。

やがて開いた会社に聞いて見ると、

「OK、両替してあげるよ。いくら替えたいの?」

よっしゃあ!

とりあえず手持ちのグアラニーを全部両替してもらう。細かい換金率とかそんなことはよく分からないけど、アプリで計算した公式レートであろう金額よりははるかに多い。

おそらく1.7倍くらいになってる。

めっちゃ得した気分!

って事は昨日取られたグアラニーも2000円分くらいじゃなくて3700円分くらいの価値ってことか。くそムカつく。でもそんなことはもうどうでもいい。とりあえず現金があればなんでも出来る。

早速外に出てコーヒーとサンドイッチを買って一服。

コーヒーを飲みながらブエノスアイレスの朝の風景を眺める。

何だかヨーロッパ調の建物が多く、人種も白人系が多い。カラッとした暑すぎない気候が気持ちいい。うん、良い感じじゃん!

それから目の前のメトロでセントロに向かおうとするが皆んな口を揃えてバスで行けと言う。メトロはあまり発達してないのかな?

言われるままバス停に行き、まわりの人に助けてもらいながらなんとかセントロ行きのバスに乗り込んだが現金は受け付けてなくて乗車拒否。

あぁ、、またこのパターンか。

じゃあそのバスカード無いとブエノスアイレスではバスに乗れないってことだ。

また言われるままにメトロの駅内に戻り、カードが必要なんだけど、と伝えるが此処では買えないと言う。

もう!!どうしろってんだよ。。

心優しいおじさんが自分の仕事をほっぽり出して一緒に何軒か回ってくれたけど何処にもなく、結局少し歩いたところにある専用の事務所みたいなところでバスカードゲットすることが出来た。

それからもおじさんは先ずお金をあっちでチャージして、そしてここから何番のバスに乗ればホステルの近くまで行けるからと、バス停まで連れてきてくれた。

そんなに仕事ほっぽってて大丈夫かな、と逆に心配になってしまう。

優しいなぁ。

ペルー人のおじさん、ありがとう!!

ようやくホステルまでやって来てチェックインすることが出来た。

軽く情報を集めたりして、それからもう一度バスに乗ってセントロに向かう。

セントロを歩いてると早速、カンビオー!カンビオー!と声をあげてる両替屋が居る。レートを聞くと1ドル340ペソ。調べた値段と一緒だな。まぁドルはもう何人か聞いてからにするとして、ブラジルレアルもよかったので早速両替して現金ゲット。1.7倍?8倍?くらいか。やはり細かい紙幣だと若干レートも落ちるらしい。2レアルとかの細かすぎる紙幣は交換してくれなかった。仕方ないか。

この辺りにはこのカンビオマンがマサラタウンでいうところのコラッタ並みに沢山出現するので何人かに聞いてみるといい。

気を引く為か、ただただカンビオって言い続けるのにも飽きたのか、ちょっと言い方を変えてみたりリズムをつけてみたり、それぞれに個性がある。

「カンビオー!カンビオー!」

「カッッンビオ、カンビオー!!」

「カンビオ、カンビオ、カンビオぉー!!」

「カンビオ?お?お?カンビオ?」

ひときわ色っぽいカンビオウーマンが、色っぽい感じで、

「カンビオぉー?」

値段を聞くと1ドル344ペソと1番良かったので100ドル分変えといた。

さっき宿でみたレートだと、今日はハイレートで340、ローレートで320って書いてあったから間とって330くらいで変えられたら良いかなーと思っていたけど、まさかの今日のハイレート超えてきた。

彼らはそんな高値でドル買って得してんのかな?逆に心配になってしまう。

それにしてもこのカンビオマンたち、何だか富をもたらしてくれる妖精みたいで可愛いく見えてきた。

勝手に寄ってきては一生懸命お金増やしてくれるんだもんなー。

「カンビオ?お?お?カンビオ?カーンビオカンビオ、カンビオー!!!」

思わず吹き出す。

もう笑わせにきてるだろ。

一気に金持ちになったところで辺りを散策する。ブエノスアイレスは開けているというか、ごちゃごちゃしてなくて都会すぎず、開放感がある。片側5車線とかもあるデカい道路が街中にある超車社会。あまり街歩きには適さなそうだ。

豪勢な洗練された建物に、

人々は穏やかで、落ち着いた印象を受ける。

ブラジルのようにギラギラしてる人も居ない。

こんなお洒落な本屋さん見たことないわ。

何だかヨーロッパ感が強い。

歩き疲れて宿に帰りたいんだけどバスの乗り方むずいな。縦横無尽に無数のバスが走り回ってるので何処に向かうのか見当もつかない。

インターネットさえ使えればgoogleマップで簡単に見つけられるんだろうけど。

たまにはSIMカード買うか、と思いつきそこら辺のキオスクでとりあえずSIMゲット。でも自分でアクティベートしないと使えないらしくまだ使えないな。

結局適当にバスに乗ってある程度までは近づけたけどまだ結構遠くて、へろへろになりながら帰った。

それからSIMをアクティベートしようと数時間奮闘するが結局出来ず。難すぎ!!

もう自分でやるのは諦めて、明日ショップに行ってみることにした。

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